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小説家になるためにやること

小説を書くということ
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小説家になるためにやること

小説家になりたいみなさん。一度でも、オリジナル作品を最後まで書いたことがありますか?
どうしても途中で止まってしまう人。書き出しから心が折れてやめてしまった人。文才がないと自信を無くした人。
もう一度、今度こそ、物語をラストまで書いてみませんか?

小説家になりたい人は、きっと、自分の中から物語が溢れてきていて、それを形として世に生み出したいのでしょう。わたしはそうでした。小学校高学年くらいの時には、創作友達がいて、互いに自作の物語を見せっこしていました。

でも、長い物語を完成させたことはなかった。
頭の中には確かに物語があるのに、登場人物も舞台設定も決まっているのに、完成させられない。冒頭の数ページや途中まで書いて、「表現したいことと違う」「ここからどう書いていったらいいかわからなくなってしまった」などという理由で放置。そしてまた新しい物語を考える。その繰り返しでした。

初めて物語を最後まで完結させたのは、社会人になって、新人賞に投稿するようになってからです。
もう二十代も半ばを過ぎていました。

皆さんはどうでしょう。小説家になりたい。もしくは、生涯に一度でいいから大作を書いてみたい。
わたし自身もまだ道半ばであり、偉そうなことは言えません。

ただ、運良くデビューができた身として、アドバイスできることがあるとしたら、まずひとつ。

最後まで書こう、なにがなんでも、がむしゃらに

最後まで書くということ

「最後まで書く」これができる人は、新人賞に応募できます。案外、物語の断片は書けても、ひとつのお話として書き切ることができる人は、少ないものです。そこで、「最後まで書く」ためのステップを以下にあげます。

  1. プロット(大まかなあらすじのようなもの。起承転結を意識)を書く
  2. 登場人物を細部まで掘り下げて設定する。名前、年齢、見た目、性格、趣味、所属など。
  3. 舞台を細部まで綿密に設定する。架空世界ならさらに細かく。文化や装束、通貨なども。資料を揃え、参考にしても。たとえ文中に書かなくても、設定はしておくこと。
  4. 小説を書き始める。途中でうまく書けないシーンがあっても気にしない。とにかく、プロットを横に置いて、途中変更が生じたとしても、ラストを目指して強引にでも物語を書き上げる。この時点では矛盾が生じていても大丈夫。
  5. 書き終えたらこれを第一稿とし、自分を褒める。しばしの達成感にひたる。ここまで来れば勝ったも同然。
  6. 第2稿を完成させるために、細部のお直しをする。矛盾が生じている場合は書き直す。わたしはここで、原稿用紙にして10枚分くらいは削除して捨てることがある。単に削ることもあれば、書き直すことも。セリフを見直して、より印象的な言葉に置き換えたり、衣装の説明や風景描写を丁寧に書き足す。

こうやって最初は大幅に改稿したり、シーンを削ったり足したりしながら、原稿をブラッシュアップします。最後まで書けているので、気持ちは楽です。わたしはブラッシュアップする作業が一番好きです。なぜなら、セリフをじっくり考えられるし、衣装の描写にも力を入れることができます。物語の進行に頭を悩ませることもありません。
とにかく、最後まで書くことが一番大変で、大事。逆にここさえ乗り越えられたら、あとは新人賞の締切に間に合うよう調整していくだけです。

毎日少しでも書き進めよう

物語のほとんどは一日で書き終えることはできません。作品によっては、数ヶ月かかるということもあるでしょう。そうすると、PCに向かうのが億劫になったり、ついついネットサーフィンをして時間を消費してしまい、書く時間がなくなってしまった、ということも。そうこうするうちに物語に対する情熱が失われ結局お蔵入りに……というパターンに陥ってないでしょうか。
おすすめの防止策はいくつかあります。

  1. 毎日必ず、1行でもいいから書く
  2. 「もっと書きたい」というところでその日の執筆はやめておく。すると、続きを書きたくて仕方がないので、翌日もすんなりと書き進めることができる。
  3. 自分の物語にぴったりの曲を勝手に決めておく。移動時や車の中でその曲を聴き、臨場感を高める。ひとりよがりでも構わない。モチベーションを維持したり、書きたい気分を高めることが大事。

小説書きたくない日もあるんですよ。でも、いったん自分を甘やかすと、書かない日が2日、3日、一週間となり、いつのまにか「書かない」から「書けない」になっているのです。
「続きがどうにも書けない」と思っていても、わたしの場合だとPCに向かわなければ、ワードを立ち上げなければ、書くことはできません。その日書いた文章をあとでざっくり削除するはめになっても、前述のように、「書き終えるために」ラストに少しでも近づくことができるので、無意味ではありません。

なので、一行でもいいから書きましょう。

3の「曲の選定」に関しては、わたしは必ずやります。自分の中で勝手にアニメ化をして、オープニングテーマとエンディングテーマを決めるのです。その曲を出先で聴くと、気持ちが高まってきて、すぐにでも続きを書きたくなります。人に言うと恥ずかしいですが、「脳内アニメ化」おすすめです。お気に入りの声優さんをイメージしてセリフを考えてもいいですね。

まとめ 小説を一本、完成させるためには

  1. どんなに途中がぐちゃぐちゃでも、必ず最後まで書き終える
  2. すると気持ちに余裕が生まれるので、ブラッシュアップ作業にとりかかる
  3. 毎日少しずつ書き進めたり、手直しをする

あとは誤字脱字を丁寧にチェックし、投稿するだけです。

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