権藤頼子はやさしい手をしている 権藤頼子はやさしい手をしている 1 ―――愛をくれる存在は、同じくらい大きな喪失をもたらす――― 第一話 田中の小次郎 満ちゆく月が、夜半過ぎ、西の空に傾き始める時刻。裏庭の草を踏みしめる、湿った足音が近づいてくる。 足音には個体差があって、今夜の音は大きく、それなりの重... 2024.05.31 権藤頼子はやさしい手をしている
黒き尊き魔女の結婚 黒き尊き魔女の結婚6 魔法のスフレと真夜中の治癒 フィリスはさっそく晩餐の後、少ししてから、厨房へ行った。コルテスから使用許可を得た時間帯になったからだ。 厨房は晩餐の片付けが終わり、コルテスを始めとした厨房の使用人たちは休憩に入っていて、翌日の仕込みを命じ... 2024.05.29 黒き尊き魔女の結婚
小説を書くということ 小説を書いていることを、カミングアウトするかどうか 小説を書いていることを、周囲の人に言っていますか? 家族や友人や恋人に。執筆は本来、とても孤独な作業です。そして時間がかかる故に、部屋にこもりがちになる。「あの人普段、なにやってんの?」と疑問を持たれたり、付き合いが悪い人と思われたり。それ... 2024.05.29 小説を書くということ
小説を書くということ 夢を諦めないでトライを継続するには 自信作を投稿し、ドキドキしながら選考結果を待ち、結果落選と知った。かなり落ち込みますよね。まるで自分自身や夢そのものを否定されたように感じるものです。そして心折れ、日常と折り合いをつけるという名目で、小説を書くことを断念する。しかしすっぱり... 2024.05.28 小説を書くということ
小説を書くということ 書き終えた大事な小説をどこに応募するのか 小説を無事に書き終え、さあいよいよ応募するぞ! となった時、応募先は慎重に選んでいますか?そもそも、特定の新人賞を想定して小説を書いたのなら、ミスマッチは起こりにくいでしょう。しかし時折、応募先をよく分かっていないまま、枚数や締切を優先して... 2024.05.27 小説を書くということ
黒き尊き魔女の結婚 黒き尊き魔女の結婚5 初めてのダンス アルカルドが言ったように、その日、仕立て屋がやってきて、新しいドレスのために細かく採寸された。午前中は採寸と、ドルモアによる侯爵夫人の心構えについての勉強に追われた。 「奥様はひょっとしてお裁縫もおできになりますか」 ふと... 2024.05.26 黒き尊き魔女の結婚
あれやこれや雑記 小説あれこれ 小説あれこれ今と昔、これからの作品 こんにちは。いきなりですが、ブログのトップに置いた『黒き尊き魔女の結婚』は、某投稿サイトにこっそり別名義で連載していたものです。ブログ開設にあたり、こちらに引き上げました。全25話くらいを想定していて、現... 2024.05.25 あれやこれや雑記
小説を書くということ 小説家になるためにやること 小説家になるためにやること 小説家になりたいみなさん。一度でも、オリジナル作品を最後まで書いたことがありますか?どうしても途中で止まってしまう人。書き出しから心が折れてやめてしまった人。文才がないと自信を無くした人。もう一度、今度こそ、物語... 2024.05.24 小説を書くということ
小説を書くということ 作家歴は長いけれど ブログを始めた理由 作家デビューをしてから20年くらい。SNSが苦手でインスタもツイッターもペンネーム名義では頑なにやらなかった。でも私生活ではインターネットは日常だし、大好きな少女漫画も電子で読むことが増えてきた。本当に気に入った作品は紙... 2024.05.24 小説を書くということ
黒き尊き魔女の結婚 黒き尊き魔女の結婚4 公爵の秘密 ほとんど他人と接したことはなかったから、人に悪口を言われることも、フィリスにとって新鮮なことではあった。もちろんあまりよい気分ではない。それよりも、彼女たちの話で気になったのは。 『お怪我さえなさらなければ……』 アルカルド... 2024.05.24 黒き尊き魔女の結婚